ウッドデッキを使った 福祉 スロープの設置
四肢に障害のあるお客様にご依頼を頂き、直接室内から屋外へ出られるスロープを設置させて頂きました。
玄関から屋外への導線にも段差がいくつかあり、介助者と共に移動をする事が必須であるため不自由をされていました。
居室から直接屋外へ出られる導線を作ることで、ご自分の望む時に自由に外出する事が可能になりました、また 介助者への負担も軽減されて快適な生活をする環境が整います。
できるだけスロープを長くするため、居室前に転回ができる最小限のウッドデッキを造り、そこにスロープを取り付けました。
利用される電動車椅子は 自走用簡易型 ジョイスティック操作のものです。
敷地の関係で傾斜角は理想とする角度より大きくなりましたが、動力式なので問題なく昇る事ができます。
スロープができたことで、「外出する機会が増え、復職に向けて前向きにリハビリに取り組めるようになります」とお客様に大変喜んで頂き作業をした私たちの励みにもなりました。
福祉関連(介護、障害)のこのような工事には介護や障害の等級によりますが、自治体から補助金が出ます。
これら行政の支援を受け出費を抑えて、快適な生活を送る環境を整えることが可能です。
お気軽に私どもまでご相談ください。
補助制度などの詳細はお住まいの市町村役所にお尋ねになると良いでしょう。
完成したウッドデッキ+スロープ
設置前の様子です、室内の床面からアスファルトまで 約70cmの段差です
始めに水平なウッドデッキを作ります
スロープ下地になる角材の位置調整をしているところです
スロープ下地ができました、 接地する1枚目の板は端を斜めにカットして段差を少なくしています
スロープの板材をビス止めしているところです(隙間調整もしています)
余分なスロープ板材をカットしました
脱輪防止の側面板を取り付けています
このスロープの設計図面です
試験昇降をしているところです
デッキ部分での転回もでき、問題なくお使い頂ける様になりました